
脊椎外科医としては大阪労災病院、JCHO大阪病院を経て18年間国立病院機構大阪医療センターで勤務し、2024年7月から当院に異動してきました。
今までは特殊な器機を用いないconventionalな手術をいかに低侵襲で行うことをモットーにしてきましたので、手術時間や出血量に関しては平均よりもかなり早く少なく出来ると自負しています。
また固定術では他(腸骨など)から骨を採取せずに充分な骨を移植し高い骨癒合率を獲得することに努めています。
当院では最新の医療設備がありますのでそれらも生かしてさらなる低侵襲化を目指したいと思います。
更に、脊椎外科の手術技術に関しては習熟しており、日本脊椎インストゥルメンテーション学会の教育研修委員会の担当委員でもあり2012年からは全国から数百名にも及ぶ脊椎外科専門医に手術見学のため来院していただき手術指導も行っております。
経歴
出身 | 岡山大学(1996年卒) |
---|---|
職歴 | 大阪労災病院(現:大阪ろうさい病院) JCHO大阪病院 大阪医療センター |
専門 | 脊椎外科 |
取得資格・所属学会 | 日本整形外科学会認定専門医 日本整形外科学会脊椎脊髄病医 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医 評議員 日本脊椎インストゥルメンテーション学会 評議員 日本整形外科学会 日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科専門医 The Spine Society of Europe(Eurospine) The International Society for the Study of the Lumber Spine (ISSLS) The International Society for the Advancement of Spine Surgery (ISASS) |
関連リンク |
開窓術(部分椎弓切除術) PLIF(後方侵入椎体間固定術) 脊椎インストゥルメンテーション学会・手術セミナー(手術指導) 脊椎インストゥルメンテーション学会・手術セミナー(手術指導) 脊椎インストゥルメンテーション学会・手術セミナー(手術指導) |
アピールポイント
PLIF(後方侵入椎体間固定術)

①開窓術(部分椎弓切除術)
腰椎(腰の骨)の後方部分の一部(赤線)を切除し、脊髄神経が通る管(脊柱管)を広げます。切除する骨は少なく椎間関節を温存するので脊柱の安定性は保持されます。
1椎間(1ヶ所)30分、2椎間(2ヶ所)45分程度で終了し、4.5㎝程度の小さな傷で出血も少なく、身体の負担も少ない手術です。
手術翌日からリハビリを行い、10日程度の入院期間で家庭復帰が可能となります。
②PLIF(後方侵入椎体間固定術)
腰椎(腰の骨)の一部を後ろから切除して脊髄神経が通る管(脊柱管)を広げ、腰椎間にある椎間板を取り除き、そこに切除した骨をはめ込み、スクリューで腰椎を固定する手術です。
小皮切(3横指ていどの小さな傷)で1時間半~2時間という通常の手術(3~4時間)より短時間のため、出血量も少ないので輸血の必要が無く感染のリスクが低い手術を行っています。
手術翌日からリハビリを行い、10~14日の入院期間で家庭復帰が可能となります。