牧ヘルスケアグループ牧整形外科病院

疾患情報

2020.07.21 スポーツ整形

手術を要する膝関節疾患【スポーツ整形外科】

膝関節

〇前十字靭帯断裂 ⇒ 関節鏡視下靭帯再建術(ハムストリング腱もしくは膝蓋腱)
大腿骨と脛骨をつないでいる強力な靭帯。
①主に大腿骨に対して脛骨が前へ移動しないような制御(前後への安定性)。
②捻った方向に対して動きすぎないような制御(回旋方向への安定性)。

MRI画像

○保存治療
受傷前と同じレベルでスポーツができるのは数%。
軟骨の損傷(変形性膝関節症)を惹起してくる可能性を否定できません。
内側半月板損傷を生じる可能性が高い。

○手術加療
手術をした場合スポーツ復帰まで半年から1年。
完全復帰の確率は70~80%。
原則骨端線閉鎖後14・5歳~50歳。
50歳以上でも活動性が高い(スポーツ愛好家など)患者さんは適応ありです。

我々は主に大腿屈筋群の半腱様筋腱(場合により薄筋腱併用)を用いた靱帯再建を行っています。(ST再建)
競技種目等を考慮し、骨付き膝蓋腱を用いる場合もあります。(BTB再建)

 

解剖学的な位置に骨孔を作ります。

○損傷後の弱々しい前十字靭帯

○移植腱の設置後

1週間後から部分荷重開始で入院期間は7日~10日間です。

〇半月板損傷 ⇒ 鏡視下半月板縫合/切除
可能な限り縫合することにより半月板を残す方針で治療を行っています。
入院期間は2日間~。

〇膝蓋骨脱臼 ⇒ 内側膝蓋大腿靭帯再建術
靭帯再建術だけで対応困難な場合は骨切を行う場合もあります。

〇離断性骨軟骨炎・軟骨損傷 ⇒ 骨穿孔/骨軟骨片固定/骨軟骨柱移植/培養自家軟骨細胞移植
患部の状態により最適な治療方法を選択します。

 

その他

ハムストリング坐骨付着部損傷(腱断裂含む)/大胸筋腱断裂/上腕二頭筋腱断裂 ⇒縫着術

○再生医療
当院では欧米のスポーツ界では一般的な治療として普及している再生医療を実施できるように、ただいま申請中です。

健康保険の適応でないため自費治療となりますが、その効果は科学的にも実証されてきています。手術をすることなく自分の組織を再生させることにより患部の状態を改善できるため、身体的な負担も軽く、治療期間(プレー制限期間)の短縮も望める可能性を秘めています。

当院医師は10年以上前から多数の再生医療(PRP/多血小板血漿)治療経験があります。
病院認可が取得でき次第、順次実施させていただきますのでしばらくお待ちください。

 

 

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