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コラム

2025.05.27 一般

手術前の採血について

手術を行うかどうかは、病気・怪我の原因となっている部位の詳しい検査を行い判断します。
X線やCT、MRIなど手術部位や方法によって、行う検査の種類は様々です。
しかし、どの様な手術であっても必ず行う術前検査があります。それは一般検査、心電図検査、胸部エックス線検査です。これらはスクリーニング検査と呼ばれます。
このスクリーニング検査を行うことで、手術前の患者さまの全身状態を把握し、手術における合併症の発症リスクを予測します。
今回はこの一般検査の中の血液検査についてご紹介いたします。

手術前に採血をされた経験のある方は、「え、こんなに採血するの!?」と思われたことがあるのではないでしょうか?
当院で全身麻酔を使用して手術される方の一般検査では採血管6本分を採血しています。
(局所麻酔での手術や未成年の方など、本数が異なることもあります)
採血管には色々な種類があり、貧血や出血傾向の有無、肝臓や腎臓の機能、血糖値、血液型や感染症の有無など、項目によって採血管が異なります。
そのため採血する本数が多くなってしまいますが、実際の血液量としては合計で15~20ml程で、料理で使用する大さじ一杯程度です。
例えば献血で採取する血液量は200mlか400mlが一般的ですので、その10分の1か20分の1程です。

苦手な方も多い採血ですが、手術前の全身状態を把握するためには必要な検査となります。
不安なことがあれば事前にお話しいただき、横になって採血することも可能です。
安心安全な手術をするためにご協力お願いいたします。

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